闘病55日目

彩都友紘会病院での闘病55日目になります。北沢のことを一度公表したので、短くでも書き続けたいと考えています。

昨日から日中も睡眠剤の利用が主治医より提案されました。痛み止めだけでは、身の置き場のないようなしんどさに本人が苦しむので、それを軽減するためにだそうです。

確かに朝方に、俯せの姿勢で寝ていた時、管を通らず逆流した体液を吐き寝衣を汚しました。また、その後に排出される体液は血が混じっており、どこからか出血しているようですから、余計に本人を苦しめることがないようお願いしました。それでもこちらの働きかけにはうっすらと反応しています。夜は2ml/hにあげて、痛み止めとともに北沢が熟睡できるようにしていただいています。

北沢の兄・淳と長男大地は、少し落ち着いて眠っているのを確かめて午後10時前に十三に引き上げました。今夜はできるだけ眠らずにベッド脇にいたいと思います。( 9日午前0時 )

眠剤が効いたのか、ほぼ仰向けの体勢で寝入っているのを確かめつつ、私も仮眠が取れました。6時の血圧は90、体温37.3度微熱、酸素摂取98で安定しています。( 9日午前6時 )

朝、兄の淳と大地が来てくれたので、私は交代で自宅に帰り、洗濯を済ませシャワーを浴び、午後1時頃再び病院へ。
今日は一日眠ったまま、しかし、右に左に寝返りを打って身の置き所がないという様子はありませんでした。時折苦しそうな呼吸になったりすると、管を通じて排泄されない体液を鼻から吸引して貰ったり、睡眠剤を少し早送りして貰ったり。

口を開けて眠っているので、口の中が乾燥し唇も荒れてきます。一度、口の中を清めてもらい、もう一度はジェルを塗り込んで保湿を図ったり、私たちにできることは再々リップクリームを唇に塗ってあげるぐらいです。

見舞いの方にも顔を見ていただくだけで申し訳なかったけれど、呼びかけは北沢に聞こえていた気もします。
孫の陽向も毎日やってきてベッドの空きスペースが遊び場、座り込んで愛想を振りまいたり、後ろから抱いてベッドのパイプに足をかけさせると『あああーー、あああああー』とおおきな声を出したり、これもきっと聞こえていると思っています。

血圧104、体温37.1度、酸素摂取97、ほぼ変化はありませんでした。( 9日午後8時30分 )